◎ドメインとは どんなサイトにもアドレスがあります。 そのサイトを呼び出すときの呼び出し名または経路がアドレスです。 サイトばかりではなく、パソコン上でファイルを呼び出すときにファイル の名前とそのファイルが格納されているホルダまでの経路を含めて住所つ まりアドレスと呼んでいます。これをインターネット上のあるサイトにた どり着くための経路をURLと言いますが、URLに使い方の規則が定められ ていて、自分勝手に設定できません。ここがPC内の各ファイルと違うとこ ろです。決められた基準で与えられた住所をドメインと言います。 世界中で同一のURLが存在できないように運用されており、これを委託さ れた管理会社が販売するようになっており、末端のユーザはこれに申請し 代金を払って購入することになります。 ◎ドメインには2種類ある 一つは独自ドメイン、一つはサブドメインとなります。いずれも、サーバ ーの使用環境が前提です。 ①独自ドメインとは ドメイン会社などを通じて、誰も使っていない、または空いているドメイ ンを自分のものとして購入します。これにより、そのドメインは自由にサ ブドメインが作れることになります。サイトのオーナーといわれるのはこ れがある人です。有料ですが、年間数千円程度です。 例 http:webtechdoor.jp これはWebTechDoorがドメイン会社から有料で使わせてもら っているURLです。 有料というのは月や年で決められた期間の使用料です。期限後も使用し たい場合は再度使用料を払って使用期間を継続します。あとはその繰り 返しとなります。つまり、使用している限り、有料になります。 ②サブドメインとは 独自ドメインをもっているユーザーはその独自ドメインをベースに一定の 数だけ派生的なドメイを作ることができます。こうして作られているのが サブドメインといいます。 例 http://webtechdoor.jp [ これは独自ドメイン ] http://aaaaa.webtechdoor.jp [ これはサブドメイン ] http://bbbbb.webtechdoor.jp [ これもサブドメイン ] (aaaaaとかbbbbbの部分が任意につけれる。) ③独自ドメインがよいかサブドメインがよいか 一般にポータルサイトや無料をうたって、提供されるドメインは提供先の サブドメインと言っていよいでしょう。一度取得した独自ドメインは基本 的にはサーバーの容量が許す限りの数だげサブドメインを作ることができ、 経費の発生はありません。(もちろん、前提はレンタルサーバーを取得し ていることが必要です。) それゆえ、多くは無料で提供することができますが、その場合、広告表示 の義務などがついている場合が多いのです。それが嫌で、そのままサブド メインを使いたい場合は、差別化されて有料になります。 例 http://ccccc.yahoo.co.jp(無料) http://ddddd.google.biz(無料) ブログサイト、Facebookサイトなどもサブドメインといってよいでしょう どちらが良いかは、サイトを作る時の目的によって使い分けられることにな ります。 独自ドメイン:自分のサイトの独自カラーが保持できます。 あるいは、どこの組織に所属しているかを 隠ぺいできます。また、自分がオーナーの 立場でサブドメインを作成したり、自ら持 っているドメイン分だけのサイトの構築が できます。 もちろん、一つのドメインさえあれば、そのサブドメインを許される だけ作成でき、その分のサイトが構築できます。 また、これらのサブドメインをユーザーに使わせたり(使用権を貸す) 、販売することもできます。 いずれにせよ複数のサイトを運営したい場合は便利です。 サブドメイン:自分で独自ドメインを取得しないのでこれに伴 う経費の発生はありません。ベースになるドメ インの名前やアドレスが気にならないか、問題 にしなくてもよい場合は、簡単な手続きで自分 のドメイを持つことができます。 何らかのサイトを持つ場合、必須条件としてはレンタルサーバーを借りる か、無料であっても、サイトを作る以上サーバーが必要になりますから、 サーバー使用の契約した場合、必ず「指定のドメイン」が与えられます。 これをベースにサブドメイン名が作られますから、この時点で使用サーバ ーにおける「専用ドメイン」が決まってしまいます。借り手の必然的なド メインはこうしてサブドメインの形で与えられてしまいます。 ④メールの設定 独自ドメインにせよ、サブドメインにせよ、どちらもこれらのドメインを ベースに許される範囲で複数のメールアドレスを作成することができます。 自分の好きなメールアドレスが作れることになります。